第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)

第1トンネル(2010-2-22)

次の日、第1トンネルを見学しに行きました。

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)

 

厳密に言うと、第1トンネルは公開されていないので行けません。
上昇(サンスン)O.P.から第1トンネルを見るのです。

 

 

 

私は訪韓前に日本で第1トンネルを調べたのですが、
ガイドブックにはもちろんインターネット上にも全く情報はありませんでした。
ツアーがなくとても行きにくいからか、誰も行かないようです。
更に、上昇OPに行く5日前までに訪問申請をしないといけないのです。

 

 

 

私は、あむさんからのお知らせでそれを知り、
あむさんにパスポートの写しを送り、申請していただいたのです。
日本からこの手続きを自分でやったとしたらとても大変でした。
更に、第1トンネルには行けない旨もこの時に知りました。

 

 

 

また、この日はあむさんご自身も
「第1トンネルは初めてで心配なので、軍隊経験のある主人に着いてきてもらう」
とのことで、この日は大掛かりな旅になったのでした。
(→あむさんの親切な至れり尽くせり第1、2トンネル周辺ツアー 詳細はこちら)

 

 

 

この日は朝から濃いモヤがかかっていました。

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)

 

雨が降っていないだけましでしたが、景色が全く見えない…。

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)

 

かなり走って、検問所に着きました。

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)

 

軍隊の規律らしき看板です。

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
内容は全く分かりませんが、何となく重々しさを感じます。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
第1トンネルまで3.4kmです。検問所から目的地まで距離があるのがトンネル見学の特徴です。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
電柱毎にスローガンが貼ってあるんです。
あむさん、インファンさん(ご主人)が所々読んでくれましたが
「仲間は最高」「備えよ、常に」とかそんな感じの内容でした。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
またも地雷の警告です。
インファさん曰く「ここには(地雷)ないと思うナ」
軍隊経験による勘だと思います。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
電柱を通り過ぎる度に、いくつもお目にかかります。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
ついに着きました!念願の上昇O.P(observatory platform)です!

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
朝鮮戦争が終わってから20,665日経過という意味です。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
見学者は我々だけでした。軍人さんが近寄って来ました。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
これが上昇展望台です。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
上昇展望台のアップです。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
第1トンネルには行けないので、第1トンネルの模型があります。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
ここからの距離が書いてあります。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
軍人さんはモニターで第1トンネルの説明をしてくれました。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
スパイかもしれない怪しい人を見たら、
電話ください!という広告です。

 

 

本来、景色(第一トンネル、DMZの様子)の写真撮影は禁止とのことでしたが、
公に出さないことを条件に撮影を許してくれました。
沢山写真を撮ることができました。
軍人さんと私の約束なので、写真は載せませんが、
展望台からの景色を描いてみました。
こんな様子です。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
第1トンネルの位置を示す看板が見えます。
幸運なことに、この頃にはかなりモヤが晴れました。

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)

 

鉄条網の向こう側はDMZです。
鉄塔のようなものは見晴台のようです。

 

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
皆で記念撮影をしました。

 

 

それにしても、この第1トンネル(上昇O.P.)は本来であれば行くのがとても大変でした。
楽に行く事ができて本当にありがたかったです。

 

私の場合

自分で行く場合

乗せてもらった

自分で手配

費用

35万wに込み

無料

見学申込

あむさんにお願い

5日前までに申請。

ペッカンミョン事務所

031-839-2061

 

 

さて、お昼は新望里駅(シンマンリ)ホームの反対側にあるこのお店で…

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
腸づめスープ(スンデククパブ)をいただきました。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
豚の腸にはるさめを詰めた物が切ってあります。
その他、腸や内臓が入っています。
コリコリしています。
とても辛かったですが、冷めたらイケました。
これはとても美味しいです!

 

 

 

新望里(シンマンリ)駅の写真を撮りました。
第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
線路を自由に歩けます。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
ホームです。

 

 

 

午後は台風展望台に行きます。
第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)

 

 

台風展望台(テップン チョンマンデ)

 

新望里駅から30分くらい走って台風展望台の検問所に着きました。
ここで、インファンさんは身分証明書(国民全員が持っているIDのようなもの。
例えば何らかの都合で軍隊に行かなかったりすると、軍隊に行っていない旨一生書かれる)、
私はパスポートを軍人さんに渡しました。
第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)

 

 

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
ここから更に20分くらい走るのでした。
展望台はパスポートを預けてからも遠いのです。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
駐車場に着きました。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
ここを上がると展望台です。かなりの急斜面です。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
南北の統一祈念廟です。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
石の戦車です。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
朝鮮戦争で奮戦した兵士の像です。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
国連軍の一員であるオーストラリア軍の碑です。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
川(臨津江)の向こうは北朝鮮です。
軍事境界線からここまで800mしかないのです、2kmありません。
この辺りは、1960〜80年にかけて
北朝鮮のスパイが堂々と川を渡ってやってきた所で
その都度、韓国兵は迎撃してスパイを射殺したり、
スパイが逃げ帰ったりした地なのです。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)

 

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
2009年夏、北朝鮮は何の通告もなくこのダムを開放したため、
下流の韓国で鉄砲水が起こり、死者が発生しています。
私は知らなかったのですが、日本でもニュースになったそうです。

 

 

 

英語で話してくれる兵隊さんに質問できる機会がありました。

 

 

 

この辺りの最近の事件について聞いたところ、
2003年に北朝鮮のGPから射撃され、
韓国GPがこれに応戦、撃ち合いになり韓国兵が3名死亡したとのことです。
また、1998年に目の前のGP(警戒所)から兵士一人が
川を渡って亡命してきたとのことです。

 

 

脱北しようとして地雷を踏んで、発見されていない人もいるだろうと言っていました。

 

 

 

韓国と北朝鮮は現在休戦中で南北首脳会談をすることがあったり、
あるいは現代など、民間レベルで北朝鮮と交流がありますが、
国境付近での小競り合いはたまにあります。

 

 

公海上で韓国軍と不審船が銃撃戦をしたというニュースが
日本でもたまに流れますがそれと同じです。
2009年11月にも武装した北朝鮮の船が北方限界線を越えたので
韓国が警告したところ、北朝鮮が発砲してきたので韓国船が応戦した事件がありました。

 

 

 

韓国の兵役期間は2年です。その配属はどこになるか分かりません。
こういう国境付近に配属された場合、不運と言えるようです。
北朝鮮との小競り合いはたまに起きますし、
北朝鮮が奇襲してきた際、一番最初に被害を受けるのは
最前線であるこのような展望台だからです。
因みに、北朝鮮の兵役期間は10年とのことです。
北朝鮮は人口が少ないのに、兵士の数は韓国より多いのでおかしいな
と私は思っていたのですが、こういうことだったのですね。

 

 

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
川の向こう側、北朝鮮領の写真です。
矢印のラインに沿って、鉄線が張られています。
電流が流れていると言われているが、北朝鮮はエネルギー不足なので
そこに電気を使う余裕はないだろう。
多分電流は流れてないだろうと兵隊さんは言っていました。

 

確かに、北朝鮮はそんな所に年中電流を放っておけないと私も思います。

 

 

 

軍人さんが北朝鮮のG.P(警戒所、物見塔)を望遠鏡で見せてくれました。
確かに、銃を持った人影が見えました。私は特別な光景を見ました。
スケッチを描いておきます。
高性能な銃同士だったら、弾が届くなんだろうなという距離です。

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)

 

 

 

北朝鮮・韓国共に国境近くに鉄線や地雷が張られていますが、
それぞれその意味が違います。
北朝鮮の鉄線は人民の脱北を阻止するためのものです。
韓国のそれらは、北朝鮮の侵略を防ぐためのものです。
これで台風展望台の見学が終わりました。

 

 

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
帰りにホットの黒豆豆乳を飲みました。美味しかったです。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
道の電柱にスローガンが貼ってありました。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
ここにも地雷警告です。

 

 

帰りに京元線漣川(ヨンチョン)駅を見学しました。
第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
これまた線路に下りて自由に見学できます。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
電車が入ってきました。

 

 

第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)

 

 

あむさん宅へ戻る途中に…
第1トンネル 台風展望台(2010-2-22)
所々に見える白い棒。これは有事の際、地雷を埋める所だとか。
この白い棒を外して地雷を埋めるとのことです。

 

 

今日の旅はここまでです。長い距離を移動していただきました!
明日はいよいよあむさん一家とお別れです。

 

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